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『如月さんは眼光炯々』を読んで17歳のREALを体感せよ

 ニコニコ静画というサイト……アプリ……? 内のコンテンツに、「ほぼほぼ週刊フラッパー』というのがある。最近ちょっと話題になってたので言うと、『FX天使くるみちゃん』とかが読める(俺は人の破滅が怖いので読んでませんが)。あと、『僕の妻は感情がない』がわりと好きで読んでる。というわけで時々アクセスしては読むのだが、昨日更新された『如月さんは眼光炯々』の最新話、第4話を今すぐ読んで心底打ちのめされて欲しいというのが今日の本題です。アプリをダウンロードせよと言われるかもしれんが、悪いこと言わないし無料だから一回ダウンロードしてくれ。騙されたと思って。






(以下ネタバレあり)
 読んで、「いや何がそんな驚きなの?」と思ってるREAL17歳の方向けに、おじさんがなんでそんなビビってるかを説明すると、この話のキモ(の一つ)は、LINEが使えなくて困っている女の子を、<<婆ちゃんたちに良く送るから>>という理由で<<スマホからメールが送れるという【特殊技能】>>を持った男の子が、その技能を以って救済してるところにあるじゃあないですか。「救済」は大袈裟にせよ。

 我々は、「スマホからメールを送る」ということが、最新、ミレニアム、21世紀、なんならちょっと未来の技術だと思ってるんすわ。この近未来の、ハイテク技術が今、レガシーな特殊技能になっている!!! ということに驚いてるんですね。COBOLでプログラム書いてますみたいな話になってるんですかと。

 俺もバイト生活が長いので、若者と話す機会もまあまああるわけですが、それでもジェネレーションギャップには日々打ちのめされてる。直近で一番衝撃だったのは、「Twitterやinstagramは『アプリ』だと認識している」なのだが、まあこれはそのー、単なる言葉の定義の問題じゃあないですか。別にアプリだと思ってて困ることはあんまないし。

 ところが「メールは特殊技能」は、認識・定義の違いを超えたものがありますよね。だって現に「スマホからメールを送る」ということをしないし、やり方すらよくわからんなという世界になっているんだから。だからそのー、インターネットで意見を表明しようと思ったらスペースを借りてHTMLで文書を作成して、FTP転送しなければいけませんよ、って急に言われてるみたいなもんなんだろうな。なんでそんなことしなきゃあいけないんすか? Twitterって【アプリ】、知らないんすか? みたいなね。「スマホからメールしないと連絡できないんすか?」ってそれと同じことになってるってことなんじゃあないですか。いやー。俺が何に驚いてるのかわからん人だけが石を投げよ。それはもう甘んじて受け入れます。わかる(わかってしまう)人は、あなたの最近驚いたことを教えてください。

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