めちゃくちゃ正直に告白するが、このタイトルを書くのに三回タイトルを見直した。このいわゆる説明タイトル、効能(話の内容を端的に説明する)はあるが、不利益もあるよな。おじさんには覚えらんない。ファンの間では公式略称みたいなのあるのかな。
皆さんはご存知ないかもしれないが、今「追い出されもの」というのがいちジャンルとして存在してて、まあその追い出されるわけですよ。タイトル通りよ。パーティなりギルドなり。そんで、しかし、追い出されて初めてわかる俺の大切さ。あとこっぴどく追い出されたのにもかかわらず俺を追っかけてくれるかわい子ちゃん。またはイケメン。実はすごい俺はパワフルなのでそこまで苦労なくやっていけるし、俺を追い出したやつは大体酷い目に合う。最高か?
何がいいって、まずやっぱ我々日々苦労してるじゃあないですか。バカとバカに挟まれてさ。めちゃくちゃコーディネートしてるわけだが、このコーディネートは普段別にそんな褒めらんないわけよ。で、自分からサボタージュした場合は、「何言ってんだ、やれや、殺すぞ」と思われてしまうわけだが、人が追放してくれりゃあこちらとしてはやむなく、仕方なく辞めれるわけ。そんでしかし、いざ辞めてみるとアイツがいたからこんなに上手く回ってたんだ……と気づかれる。これよね。これはいいですよ。そらそうでありたいよ。人間誰しも可能であれば代替不可能でありたいわけで、その欲を満たす系の話。システム管理者って何してるかわかんねえから辞めさせたらシステムが管理されなくなって困ったみたいな話皆さん好きでしょう。それ。そのやつ。
というわけでまあ面白かったが、これ系統の話を恐らくちゃんとひと段落するまで始めて読んだのだけど、この系統の話の性質上、主人公は有能でなくてはならず、現に有能なのね。めちゃくちゃデキるやつなのよ。あ、今更ですがこれはホントふつうにファンタジーで、特段転生とかはないです。ファンタジー世界で普通に生まれて普通に有能なわけよ。ただ何人かにたまたま認められなくて不遇な目に遭ってるだけで、有能だから自活は余裕でできて、そうなるとマジの俺にはできないじゃんか。なぜなら俺は有能ではないし全然余裕で代替可能だからだ。放逐される方が妥当で、今慈悲でそこに存在していると言う方が現況を正しく記述しているとすると、、やめましょう。
だからそのように考えると、このすば・ソードアートオンラインの方が自己投影はしやすいんじゃあないかと思いました。