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シケモックイズ

 4本1組のセンサがあって、3本でもまあ使えなくはないんですが、2本になるともうダメなんですね。で、まあまあ壊れるので2本状態のセンサが溜まってて、そいで迷ったんですがとりあえず4本モードに再生したんです。何に迷ったかというと、2本モードが3セットあると、4本モード1セットと、2本モードとりあえずキープという手と、3本モード2セットという手があるじゃあないですか。でもまあ2セットはいいか別にと思って、4本モード1セットにしたんですけども。

 それでこういうクイズを思い出しました。
 酒場でタバコを吸ってると、隣のじいさんが声をかけて来た。
「わっしはね、三個シケモクがあると一本のタバコを再生できるんだ。今ここに、14個のシケモクがある。さて、わっしは何本タバコを吸えると思うかね?」


 わりにいいクイズだと思うので、正解は書かないんですけど、ただこのクイズ穴というか、時代にそぐわぬ欠点があって、それは何かというと、今のタバコってフィルタがついてるので、シケモク、すなわち吸い殻部分がゼロのパタンが結構あるんですよね。ただIQOSだと、中の葉っぱそこそこ残るので、うまくするとうまくいくのかもしれませんけど……

4件のコメント

  • 8本ーーー!
  • 想定解より多いっ!!
  • タバコをもらってしけもく15個にして
    新しく5本のタバコにしてすって
    それをすってタバコ一本としけもく2つ
    一本すってまた一本作る

    7本

    なんで最初もらう一本を強奪して吸ったことにしてしまったのかわたしは……
  • いちおう正解ですが、「もらう」をアテにすると無限に増えてしまうので、制限が欲しいところです。

    私は考えた。
    このじいさんが言っていることが本当ならば、14本のタバコからは4本のタバコを再生できて、2つのシケモクが残るだろう。
    ただ、再生した4本のタバコからだってシケモクはできる。となると、合わせて6つのシケモクだ。そこから更に2本のタバコを再生できる。

    私はニヤリとして、
    「4本と答えると思ったかね? 6本だろう」
    と言ってタバコの煙をじいさんに吹き付ける。

    じいさんは、それすら嬉しそうに吸い込んで、もはや吸い口しか残っていないタバコを丁寧に灰皿に載せた。

    「ええ、旦那、実はですな」
     いうが早いか、じいさんは私が咥えているタバコのシケモクを取り上げて、見る見るうちに新しいタバコを作り上げ、うまそうに吸い始める。

    「おいおい、そりゃあフェアじゃあないんじゃないかね?」
     私は文句を言う。最初このじいさんは14個のシケモクから何本のタバコを吸えるか、と尋ねた。それが15個のシケモクになっては、前提が崩れてしまうだろう。私は憤慨する。そんな私を全く意に介さず、じいさんはタバコを吸い口ギリギリまで吸って、<<私の>>灰皿にシケモクを戻した。

    「へえ、ですから、お返しします」



    ひとつは「借りて」(もらってしまうと待ち続ける限り吸える本数が増える)、7本吸えるというわけですね。
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