北海道も暑くなって参りましたが、今暑いとか言うと本州の皆さんに撲殺されると思うのでなかなか言いにくい、デスバレーの皆さんは、、そんな名前つけるからだよ……というのとおんなしで、個人的に仕事が忙しいナァと思ってても「その程度でかよ」って言われそうなのでぐっと堪えてきた(そうか?)んですけど、今月の俺はまあまあ忙しいと言っても良いと思うんですよ。
普段は5時前くらいに時間的に拘束される仕事を終えて、でまあちょっとハーとかピーとか言ったのち、翌日の支度をしたり、別にやるべきことをダラダラやって、そんで適当なとこで帰って寝る、たまに飲むみたいな、そんな感じで暮らしていて、時間的に拘束されない日もあるんで、そういうときはほんと適当にやっていたんですね。
それがまず、今年度に入って土曜が死にまして。これが地味にボディに入ってたんだと思うんですが、それにプラスして、夜にも拘束が入るようになりましてですよ。だから朝から夕まで働く、飯などを食う、また出かける、夜半まで働く、日付変わる頃帰る、とこういう感じになったんです。俺はお前2時間が限度の男だぞ。それをこんなに……他にいるやろなんぼでも……
ただ、ちょっと自己評価に修正入ったんですけども、俺は基本的にはバイト生活みたいな生き方をしてるんで、あんま「毎日同じ仕事する」ってことがないんですね。今日はこっちで試食販売、明日はあっちでガマの油売りみたいな、そんななんですが、夜半まで働いてる方については、これ毎日ほぼほぼおんなじ仕事なんですよ。そうすると、初日とか「マジでこれしばらく続くのか、いつバックれようかな」みたいな気持ちだったのが、今や仕事自体は鼻歌まじりでホホーンフンフンみたいに進むようになって、やっぱ慣れって大事って思うのと同時に、慣れれば俺もそこそこ使える人材なんだなと思ったわけですよ。少なくとも5時間くらいはまあまあ働ける。オトナだな〜
という最近で、まあようやく夜の仕事の方も目処が立ってきて、せっかく慣れたのにアレですが、あとは誰かにぴょいっと引き継いで名義上の責任者だけやればなんとかなるやろという状況になって、それとは無関係に日中の仕事も終わりが見えてきた。
それは良かったんですが、この状況になってようやく、冒頭、ってかタイトルの言葉の意味を痛感したんですね。
つまり「夜起きられない」「徹夜できない」の意味合いです。今までいかに密度の薄い生を送って来たかということでもあるんですが、たしかに俺も30を超えてから、一日徹夜すると回復まで何日かかかるとか、2時3時まで起きてるとおねむになって、風呂の湯を出しっぱにしたまま寝るとか、そういうことがあったりもしたんです。こういう現象を言ってんのかと思ったんですが、違って、マジで午後12時以降の時間が存在しないんですよ。もうそっから寝る以外の選択肢がない。徹夜「したら」辛い、じゃなくて、そもそもできない。アーそういう意味ねー! なるほどなぁ。
そんで、そうなると普段夕方以降にやってた雑事がめちゃめちゃに溜まるんですよ。これを片付ける時間がなさすぎる。今までは、夜にハァーーハやるっかなぁ〜だるいなあ〜H2読も、みたいになってから、限界までやるぞやるぞって焦りを溜めればできたんですけど、今やH2読み始めたらスヤァってなもんですからね。まあH2は読むのかよって話ですけど、そりゃあ読むでしょうよ。甲子園の時期にH2を読まなかったら俺はなんのために生きてるのかわからなくなるよ/手を差し伸べてお前を 歌詞はダメなんだった、忘れてた。
何が言いたいかというと、おじさんの人生訓ってあるでしょ。30超えたら徹夜できなくなるよとか。アレは本当だなぁとしみじみ思ったんですけど、夜起きていらんない状態がまず全然理解できてないから、「そうは言っても徹夜そのものは可能で、でそのあと辛いくらいっしょ?」ってなもんだったわけで、違うんだと。もうその前提が間違ってるんだと。それを踏まえて人生設計した方が良かったなぁ、と思ってるところで、まあだから若いみなさんは百万回聞いてる上に実感ないことだと思うんですけど、それでもやっぱ自分で気づくと伝道したくなるので言いますけど、歳を取ると昔のようには夜おきらんなくて、徹夜もできなくなるんですよ。絶対伝わんねーだろうなぁと思いながらね。俺も先月くらいまでホントのところピンと来てなかったもんね。でもホントなのよ。
あと時間的余裕と発散的思考って完全に相関関係ある気がしますよね。だから普通に働いて、そんで色々思いついてる皆さんはマジで凄い、猛烈な才能だと思います。俺は今まで益体も無いことをツラツラ書いて来ましたけど、それは実は暇の産物で、まあ今日午前が飛んだんで今暇だから書いてるわけですけど、ちょっと普通のオトナみたいな忙しさになると全然手が止まるんですよね。皆さん毎日遅くまで働いてねえ。そんでねえ。凄いわ。尊敬。
のべでいうと数百億人が気づいたことに気づいたというだけの話なんですけど、やっぱ百聞は一見に如かずっていうかね。そんなですよ。