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コピペ

 あの、一瞬息止めて聞いて欲しいんですけど、最初に言いたかった話これです。

 頭のいい人と頭の悪い人の物の見方の違いみたいなコピペあるじゃあないですか、で、まあ別にそれに一家言あるわけではないんですが、ちょっと思ったのは、「甘やか」って言葉ありますよね、彼の言葉は甘やかな響きで、私の胸はうんぬんみたいな。これはなんかちょっと頭良さげな表現な感じがしませんか? ところが、これが「甘やかす」になると突然頭の悪い感じになるっていうか、かれぴっぴゎぃっつもぁーしを甘やかしてくれんの☆  みたいになる気がするなぁって思ったんです。後者のような表現をする方が本当に頭が悪いかは別として、まあ見た感じあー世界は彼氏とあなたしかいないんですねって感じになって、コピペの原義としての頭悪い感じが出る気がして、だから「す」一文字によってこんな印象変わるんですねみたいなことを思ったわけです。

 いいですよもう息して。

 どうですか? 何も思わなかった人は同世代で、ン? って思った(でも呼吸を止めてたので何も言えなかった)人はジェネレーションが違うということになるかと思います。

 何が? って、「コピペ」って言葉の使い方なんですよね。いや今日ちょっと若い人にこの話したんですよ。別になんか狙いがあったわけではなく、雑談としてっていうか、なんか普通に。

 したらですね。「コピペ?」みたいな顔するんですよ。言われてみればそうですよね、だってこれコピペ、つまりコピーアンドペーストではないわけですからね。正確な用語がわかんないんですけど、まあネタツイ? とその改変? みたいなことになるんですかね。この話を正確にしようとすると。

 でも、かつて、ネット上の面白言説というものは、コピーアンドペースト、つまりコピペされてたんですよ。色んなところに、色んなところって主に2ちゃんねるですけど、とにかくそこかしこからコピーされて、そこかしこにペーストされてた。その当時、〇〇っていうコピペ、という言葉は、ネットスラング、ちょっと面白くて流行ってるもの、を意味する言葉だった。そのはずなんです。そうですよね。その感覚でいうと、頭の良い子悪い子普通の子(これも通じないかもしんないですね)みたいなのは、総称してっていうか、カテゴリとしては「コピペ」に属してたはずなんですよ。俺の意味ネットワークの中ではそうなんですよ。

 そんな昔の話ではないと思うんですよね。コピペにマジレス乙みたいなことを、ついこないだ言った気がする(人生で一度も言ったことないような気もする)。でもそうかー。死にかけてる言葉なのかもしんないですね。

 ただ、見る必要ないんでリンクは貼りませんが、にちゃんねるコピペ情報局ってサイト、9/20に元気に更新してました。なんかちょっとほっとしました。

2件のコメント

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