どうも枝豆ツインマックイーンです。
てな訳で今回も解説、やっていくゥウ!
ちなみにこれは第4話まで読んだ人向けに書いてますので、まだ読んでねぇよって人は今すぐ読んでブクマしなさい。(ギアス)
はいじゃあ読んでない人からしたらネタバレになる事言っていきマシュ。
まず先に行ってしまうと、今回は伏線回収も相まって神回だと思ったね、はい。自画自賛です。
妖怪に取り憑かれてます。でも良いんです。
まず、心を失う云々について。
最初はマリスメアを倒したら心を失うかと思っていたら、実は心を失うわけでは無いということが今回わかりました。
そうです、失う対象は“心”だけでは無いんです。
これ以上言うとネタバレになるのでこれで一旦終わり。
さて次に、伏線について。
今まで、優凛は感情を失っている訳ではないよという伏線を張っていました。
本編でも語られましたが、零奈が神に無礼な口調で話すからそれで優凛が足を踏む、という場面。
あれって一応怒ってるんですよね。
最初に読んでるだけではただのコミカルなシーンなんですが、実はちゃんと意味がありましたというお話。
その他も今回の第4話ではまさに優凛の様々な感情が見え隠れする場面が多く、実は感情失ってないんじゃね…?と気付く人は気付く、そんな描写にする為に、行動は感情こもってるけど口調に感情こもってないと言った、口では説明しづらいですがそんな風にして、分かる人にはわかるという描写にする事が出来ました。
さて、ここで少し裏話を。
優凛は心を失っている訳ではない、という設定は最初から考えていた訳では無いのです。
実は優凛が零奈の足を踏むシーン、これは後から“これ伏線に出来るんじゃね”となったものなのです。
どういう事かと言うと、友達にこの話をしてる時に「あれ、感情無いはずなのに怒ってる…?」と友達から言われまして。
確かに!と思ったんですよ。
でも設定のガバは絶対起こしたくない…そこで、当初は本当に感情が欠落しているという設定にするつもりでしたが、そのガバに気付かされて、急遽設定を変更したという訳です。
ですから、例え設定にガバが生じたとしても、それを上手く利用していく。
それを体現出来た回でもあるんです。
まぁ言ってしまうと、優凛の感情云々は今後の物語の展開に支障はあまり無いからこんな大幅に変えられたというのもありますが。
そして次に、新たに生まれた謎について。
優凛は、ずっと自分から生まれたマリスメアを倒したら心を失うと思って、現に本人も心を失っていると思い込んできた。
でも、それはあくまで思い込みでしかなく、実際は心なんて失ってなかったのです。
じゃあ何で優凛は擬似的にとはいえ心を失っていたのだろうか…?
それは次回明らかになるか、はてまた…
そして最後に、サブタイトルについて。
ノベプラの方では「報酬☆ロスト=ゼロ」、カクヨムでは「その代償にサヨナラを」というサブタイになっていますが、厨二感凄すぎて意味がわからないと思います。
まずロスト=ゼロ。
なんかカードゲームのモンスターにでも出てきそうな厨二ワードだずんば。ズンボガンボ。
ロストというのは「失う」とかそんな意味。
ゼロは数字の0まんまです。
=というのは、その問題の答えや、同じものを表すときに使いますよね。
例 1+1=2、5x=25みたいな。
要するに、これは「失ってゼロになる」という意味なのです。
…と、最初はそう思うかもしれません。
でも実際、本編では何も失ってなかったですよね。
少なくとも失った描写はありませんでした。
つまり、ロスト=ゼロの意味は、「失ってゼロになる」という意味ではなく「失う物は何もない」という事なのです。
0って、何もないとも表せますから。
で、「その代償にサヨナラを」は、もうそのまんま。
例外はありますが「その◯◯に◯◯を」というフレーズ縛りでサブタイを考えてるが故、言葉の成り立ちがおかしいサブタイもある訳です。
代償…マリスメアを倒すことによる心の消失。
サヨナラを、も代償になる心にサヨナラを告げるという意味でしたが、結果的に何も失ってないので代償があるという事柄そのものにサヨナラを告げる、という意味になりました。
なんかこう、読み終わると意味が変わって見えるサブタイトルとか考えてみたかったんですよねぇ。
まぁ私の場合は頭が悪いので誰でもわかってしまうようなそんな物しか思いつきませんが。
それでは今日はここまで!
次回のガルエモと、補完計画をお楽しみに!