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【おお、メタいメタい】まあこんな感じで。

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 Balance of Power 4あたりから始まった香澄ちゃんの原チャリのメンテナンス。クラッチキャリアというのはこんな感じです。
 クラッチキャリアというのはサムネの写真のことで、実際にうちの原付からはずした現物の写真です。
 上部だけテンションスプリングがはずれた状態になっているのがわかると思います。

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  上のはクラッチキャリアの簡易的な構造概念図です。
 クラッチキャリアの現物の画像は、適当に検索すれば出てくると思います。
 上のはうちの母親の原付を基にしたもので二枚のライニングですが、物によっては三枚のものもある様です。
 ドラムの内側にはクラッチキャリアが組み込まれており、クラッチキャリアはプーリーと直結していてエンジンの回転を直接受け取って常時回転しています。普段はテンションスプリングの張力によって内側に引きつけられており、回転が上がるとライニングのトーが支点を中心にして遠心力で外側に振り出されます。
 一定以上振り出されるとライニングがドラムに接触、ドラムがクラッチキャリアと一緒に回転し始めます。

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 ドラムは傘の様に中心に軸がついており、この軸はフリーで回転するクラッチキャリアやプーリー、スイングアームを貫通して反対側のタイヤに接続されています。
 ドラムがクラッチキャリアの動力を受け取って共廻りし始めると、タイヤも一緒に廻って走り始めるわけですね。

 で、テンションスプリングがなんらかの原因で取れるか折れるかすると、規定値以下の遠心力でもクラッチライニングがドラムに接触して動力を伝達する様になります。
 結果、始動直後のアイドリング時でもいきなり動きだしたり、エンストしたりするわけですね。

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 こうなる原因ですが、スプリングの疲労による折損のほかに支点部分の摩耗が挙げられます。
 支点部分が摩耗して図の様に斜めに当たる様になると、その部分だけ摩耗が加速して、スプリングに引っ張られたライニングが持ち上がった様な状態になります。
 そうなると摩耗はさらに進み、スプリングは規定より張りが弱くなって、なにかの拍子にはずれたりするわけです。

 アルカードが香澄ちゃんの原チャリに関して『また壊れる』と言ってた理由がこれです。
 ちなみにうちの原付は、一度修理してまた壊れました。二回とも原因は支点部分の摩耗によるスプリングの脱落でした。
 二回目の時点であきらめて、クラッチキャリアごと交換しました。部品の値段はだいたい五千円くらいでした。

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