本家のほうにはヴィルトールが若いころの当時の時代背景とか吸血鬼、喰屍鬼、キメラという名のゾアノイドなど、いろんなのに関して設定を公表してます。細かな疑問点やらなんやらはノートなりなんなりにコメントいただければ返答しますが、とりあえず武器に関するネタだけは解説しておきませう。
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/11/b6c2bcdabb4bace209dead6ba55fddc8.jpg これ、俺のブログの画像単体のURLです。
アルカードの甲冑の腕の装甲は画像の様な構造になっています。
張り出したフランジに力が集中する構造にすることで、腕を振り回して下膊を叩きつけるだけでフランジメイス、鉄板を放射状に接合した構造のメイスで殴った様なダメージを与えるのです。イメージするのが難しかったらダクソ2のメイスをイメージするなり、メイスでWikiるなり適当に。
これは人間だったときからのアルカードの甲冑の仕様で、さすがに人間のときの甲冑の手甲での打撃は鎧冑で全身を鎧った敵の装甲の上からでは効果がありませんが、剥き出しの個所であれば十分な威力が見込めます。また、冑の上から殴ったり関節技の支点にも使えます。装甲の肘側は尖らされてエッジがつけられ、肘撃ちを撃ち込んだときに出血を伴う打撃を加えられます。
またこの構造の都合上、手首を境に手を鎧う装甲と下膊を鎧う装甲が完全に分割された構造になってます。
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/c9/b6e1f6c897ca2823c862b8af060f99fb.jpg これはアーマーピアッサーの使用イメージ図。
名前が登場したのはふたりめの真顔の変態・笠神とのバトルですが、アルカードが以前店にやってきたチンピラの首を刺したり、ヴィルトールがドラキュラの腹に刺してそのまま押し込もうとした短剣です。
現代と十五世紀では素材は違いますが、用途はほぼ同じです。
アーマーピアッサーという名称は、アルカードの視点で登場することになったので急遽考えました。もっとも彼の命名センスは、『そのまんま』が基本コンセプトです。
深く刺しすぎて抜けにくくなるのを防ぐためのヒルトやグリップ部分の外装を持たない短剣で、サムネの画像の様に帷子の隙間から刺し込み、足で踏んづけたり掌で押し込んだりして柄頭まで完全に敵の体内に埋め込む目的で作った刺殺用の短剣です。
形状はほぼ同じですが、ヴィルトールのものは金属、アルカードのものは悪魔の外殻や骨格などを削り出して作られています。名称は基本コンセプト通りにそのまんま、アーマー(鎧を)ピアッサー(貫くもの)です。フェイスハガーとかチェストバスターと同じレベルです。あと、日本刀の鎧通と区別するために漢字表記を変えてます。というのが建前です。
発想のもとになったのは四角錐状の棒ヤスリです。
断面形状をちょっと菱形にして鈍い刃をつけ、尖端を尖らせたものですね。こないだうちの近くに舶来工具の移動販売業者が店舗を構えたんですが、そこを覗いてるときに思いつきました。
棒鑢の先端を尖らせてやれば、貫通力の高い強力な得物になるんじゃないかと。
完全に敵の体内に捩じ込むことで臓器を損傷させ、筋肉の伸縮を阻害し、摘出を不可能にするという設計思想に基づいてデザインしたもので、突き刺さったときに深く刺さらない様にするための張り出したヒルトは備えておらず、太さも全体でさほど変わりません。刃の断面は四角錐、柄の断面は楕円形で、外装は一切無いため鋼材が剥き出しになっています。刃と柄の境目は段差がなくなる様に加工されており、強く押し込めば柄頭まで完全に食い込みます。
一応ブレード部分全体に刃がついていますが、用途上本来重要なのは鋒だけですね。
基本的に回収出来ないという前提であるため、アルカードもヴィルトールもこれを数十本、甲冑の装甲の隙間に仕込んで持ち歩いています。The Otherside of the Borderline作中では、アルカードはこれを憤怒の火星に沈み込ませて持ち歩いていました。
漢字表記のとおり、要はスティレットと同じく日本刀で言う鎧通しの一種なのですが、日本で言う鎧通しと違ってかなり細く作り込まれており、柄は刃と一体になっています。
刀身と柄との間に太さの大きな差や段差が出るのを防ぐことでよりスムースに押し込める様にすること、そして可能な限り強度を高めるためで、握り易くするためになにか巻いたりもしてないです。
何文字くらい書けるかわからないので、とりあえずはこんなところで。