いつも投稿作品をご愛読頂きありがとうございます。
2020年1月17日より「カクヨム」で連載を開始した医学生ラブコメ「やまいのことわり ～気分は基礎医学～」ですが、約1年5か月間の連載を経て本日ついに完結致しました。
登場人物紹介・用語集を除いて全104話（外伝・サイドストーリーを含む）、文字数にして約59万字もの大長編となり、連載中は完結まで書き終えられるか常に心配が尽きませんでしたが、無事に物語を完結させることができました。
主人公である白神塔也に加えて山井理子、解川剖良、生島化奈、壬生川恵理、薬師寺龍之介、物部微人という7名の主要人物に関してはそれぞれにとってのハッピーエンドを迎えさせることができ、作者として思い残すことはありません。
私が10万字を超える長編小説を完結まで書けたのは本作が人生で初めてで、「やまいのことわり」という一つの物語を完結させられた事実は今後の創作活動の大きな支えになってくれることと思います。
約1年5か月間に及ぶ長期連載は終了しましたが、私は今後も小説執筆という形での創作活動を続けていきます。
その一方、様々な事情を考慮し、当面は大長編ウェブ小説の連載からは離れるつもりです。
「やまいのことわり」は見切り発車で連載を始めたこともあってウェブ小説としては反省すべき部分も非常に多くなってしまい、その最たるものは更新頻度です。
大学生活（実習と試験勉強に加えて部活、学生研究）の多忙さから「やまいのことわり」は原則として週1回のペースで更新を続けていましたが、この更新頻度はウェブ小説としては極めて不十分で、そのことはエピソード数・文字数に対するPV・ブックマークの少なさに如実に表れています。
とはいっても週に2～3回のペースで連載小説を継続的に更新するのはスケジュール上極めて難しく、私は創作者としてウェブ小説の連載にはそもそも力不足であるということを痛感させられました。
上記の反省を踏まえ、今後の創作活動では以下の3つに取り組む予定です。
①「やまいのことわり」スピンオフ作品の制作
②「輪島ライ短編小説集」の更新継続
③ライトノベル新人賞への応募
①に関しては「やまいのことわり」連載中からアイディアを練っており、本編ではサブキャラクターに留まっていたある人物を主人公としたスピンオフ作品を制作しようと思っています。
文字数は10万字未満になる見込みで、時系列的には本編完結からしばらく後にする予定です。
既にプロットは完成しており、気が向いた時に執筆して全エピソードが完成してから一気に投稿します。
新たな視点、新たな時系列で繰り広げられる「やまいのことわり」の世界をお見せできれば何よりです。
②に関しては特に目新しいメッセージはなく、今後も1話完結の短編小説を書いては新作エピソードとして投稿して参ります。
個人的に短編小説を書くのはとても好きなので、ウェブ小説としてはあまり受けは良くありませんが今後も更新を続けていきたいと思います。
最大の目標としたいのは③で、ライトノベル新人賞への応募は中高生の頃からの私の夢でした。
「やまいのことわり」を新人賞への応募作品として書かなかったのは文字数が数十万字を超えることが明らかであり、そもそも自分に長編小説を完結させられるだけの技量があるかが不明だったことが最大の理由です。
小説家としての研鑽を積む意味も込めて、今後は12万字前後で完結する長編小説の執筆に挑戦し、完成した暁にはライトノベル新人賞に応募してみようと思っています。
大学生活の忙しさもあり実際に応募できるのがいつになるかは分かりませんが、この目標を有言実行にできるよう努力を続けて参ります。
以上、大変な長文となってしまい恐縮ですが、いつも作品をご愛読してくださる読者の皆様に重ねて感謝を申し上げます。
「やまいのことわり」という作品に、少しでも皆様の心に響くものがあれば、作者として冥利に尽きます。
小説家としてはまだまだ初心者の域にも達していない身ですが、今後ともよろしくお願い申し上げます。
輪島ライ