いつも投稿作品をご愛読頂きありがとうございます。
今回は2022年も終了間近となったことを受け、今年投稿した作品の振り返りと来年以降の方針を主軸として、項目別に近況報告をさせて頂こうと思います。
①「天然女子高生のためのそーかつ」
当初は全31話で完結させる予定で書き始めた左派系ドタバタポリティカルコメディの本作ですが、政治・社会・経済に関する題材や時事問題について手当たり次第に小説化していった結果、いつの間にか本日時点で本編第1部~第5部とスピンオフ第1部~第3部、話数にして161話にも及ぶ長期連載となっていました。
本作は元々がルーツ先生原作・Piyo先生作画の名作コメディ漫画『てーきゅう』の露骨なオマージュ作品であり、商業化しない前提で書き始めた小説なので今後も題材が尽きるまで不定期で更新を続けて参りたいと思います。目指すは「ウェブ小説界のこち亀」(?)
②今年新たに投稿した短編小説
作風(白および黒)と話数を併記して以下に列挙します。
(白・全1話)文法を愛する者,コンマン.
(白・全1話)擬古文「釘友角上の争ひ」
(黒・全1話)日本強職員組合 ~教え子を戦場に送るな、俺が行く~
(白・全5話)170≧の生命の歴史
(白・全1話)超空白機グランネイバー ~いかがでしたか? 地球人の底力は~
(黒・全4話)餅を崇拝する宗教の話
(黒・全4話)国葬クラウドファンディング
(黒・全6話)ラ・プラスの島
(黒・全5話)児童保護局2060 すべての子どもにしあわせを
(白・全4話)置餅表明でおじゃる
「そーかつ」と並行していた割にはある程度の本数を投稿することができ、中でも黒(作風が暗い)に該当する作品は比較的多くの評価ポイントを頂くことができました。
全1話~4話程度かつ総文字数20000以下の短編小説は長編小説と比べて少ない労力で書き上げることができますので、今後も思いつき次第不定期で新作を投稿していく予定です。
③「転生予備校講師は死なず」
私にとって初の長編異世界転生ハイファンタジーとして連載を始めた本作ですが、今年6月に第2部が完結してからは放置したままとなっています。
既に続編となる第3章「映像魔石予備校編」のシナリオ骨格および最終章となる第4章の展開は考案しており、今からでも書き始めることは可能なのですが、後述する本業の忙しさにより手を付けられていない状態です。
連載を始めて今後の展開に行き詰まった訳でもない以上は必ず完結まで書く所存ですので、本業が落ち着いたら第3章の連載を開始しようと思います。
④「やまいのことわり ~気分は基礎医学~」
2021年6月に本編が完結し、同年10月からアフターストーリー「やまいのことわり2021」を連載開始した本作は今年2月にアフターストーリーも完結したことをもって再度完結扱いにしています。
医学生である主人公と周囲のメインキャラクターは本編完結時点で2回生~3回生、アフターストーリー時点では4回生~5回生となっていますが、医学部医学科は6年制なので彼らの卒業までを描くさらなるアフターストーリーも書いてみたいと思っています。
「やまいのことわり2023」といった形で書く他に、事実上の続編となる新作として附属病院実習(コア・クリニカルクラークシップ)の1年間を描く案も考えていますが、どちらにせよ今の私自身は卒業を控えた医学部医学科6回生に過ぎないため、これらの物語を書くのは卒業後、研修医になってからとなります。
最大の問題点は研修医になってから小説を書く時間を確保できるかですが、もし長編小説を書くのが難しい場合でも何らかの形で続編をお見せできるよう努力して参りたいと思います。
⑤イラスト生成AIによる小説の表紙画像の制作
私自身は全く絵が描けず、フリー素材で作る手間も惜しかったことからこれまでは主要な2作品(そーかつ、やまいのことわり)を除いては「アルファポリス」「エブリスタ」において表紙画像は設定していませんでした。
ところが今年になってイラスト生成AIが広く社会に認知されるようになり、中でもオープンソースのイラスト生成AI「Stable Diffusion 1 Demo」はブラウザにおいて無料で利用できるということを知って早速既存作品の表紙画像を制作してみました。
適切な「呪文」を設定するなど試行錯誤を繰り返したものの現状では人間のイラストレーターの方々が描く絵のクオリティには遠く及びませんが、人物の顔が写らない表紙画像に関してはある程度のクオリティはあり、表紙画像欄が空白であるよりはましということで現在ではほとんどの既存作品に表紙画像を設定することができました。
それによって小説の閲覧数が増えたといった効果は現時点で確認されていませんが、イラスト生成AIによるものであっても自分の作品に表紙画像があること自体が大変嬉しいため今後も「Stable Diffusion 1 Demo」を活用していきたいと思います。
今年の振り返りは以上となりますが、文中で少し触れた通り私は現在医学部医学科の6回生で、2023年2月初頭には第117回医師国家試験を受験することになっています。
この試験に合格すれば2023年4月より初期研修医として病院に勤務することになり、不合格となれば翌年の医師国家試験に向けて浪人生活を送ることになりますが、何はともあれ早く社会人として自立したいので今後は小説を書くペースを落として勉強に専念して参りたいと思います。
晴れて医師国家試験に合格した暁にはまた何らかの形でご報告をさせて頂きますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
輪島ライ