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近況報告:「やまいのことわり2021」「再そーかつ」「転生予備校講師」

 いつも投稿作品をご愛読頂きありがとうございます。

 ここしばらくの間に投稿作品数が多くなり、過去の長編小説の連載を再開するなど新たな試みも開始しました。
 これまでの創作活動の振り返りと今後の予定の取りまとめを兼ねて、読者の皆様に近況を報告させて頂きます。


 まず、2021年6月11日に医学生ラブコメ「やまいのことわり ~気分は基礎医学~」が完結した際の近況ノートで、私は「今後取り組みたい創作活動」として以下の3つを挙げていました。

 ①「やまいのことわり」スピンオフ作品の制作
 ②「輪島ライ短編小説集」の更新継続
 ③ライトノベル新人賞への応募

 それぞれ項目別に現在の進捗を記します。


 ①「やまいのことわり」スピンオフ作品の制作
 →当初予定していた物語は執筆していないものの、スピンオフ要素のある後日談(アフターストーリー)を投稿中です。

 当初は主人公を含めた主要人物7名(畿内医科大学研究医養成コース生)以外のキャラクターを主人公にしたスピンオフ作品を書く予定でしたが、コロナ禍の長期化に伴い当初予定していた展開が成立しなくなったため現在も形にできていない状況です。
 一度は「やまいのことわり」のスピンオフ作品を書くのを諦め、「コロナ禍における病院実習(クリニカル・クラークシップ)」をテーマにした新作長編小説を書こうとしましたが、こちらにつきましても私自身の病院実習がまだ終わっていないことから今はまだ書ける状況にないと判断しました。

 この2つのアイディアの頓挫を受け、私は両者の折衷案として「やまいのことわり2021」を新たに連載することにしました。
 これは全3話構成で「やまいのことわり」の主要人物7名の後日談エピソードを連載するもので、現時点では物部微人、山井理子&解川剖良、白神塔也&壬生川恵理をそれぞれ主人公とした3つのエピソードを投稿しています。
 残る2名の主要人物である生島化奈と薬師寺龍之介を主人公としたエピソードも今後投稿する予定で、こちらに関しては大きな問題なく連載できそうです。
 「コロナ禍における病院実習」というテーマも「やまいのことわり2021」に盛り込めており、いつかこのテーマを本格的に(単独の長編小説として)書く際のよい経験になってくれると思います。


 ②「輪島ライ短編小説集」の更新継続
 →短編小説集としての投稿は中止し、作品ごとの個別投稿に切り替えました。全4話構成の短編小説に挑戦中です。

 詳しい経緯は2021年8月18日の近況ノートでご報告させて頂きましたが、現在は短編小説並びにショートショートは個別の作品として投稿しています。
 現時点で15作品を投稿することができ、昔から短編小説やショートショートを書くのはとても好きなので今後も書き上げては投稿して参りたいと思います。

 一つ特筆させて頂きたいこととして、最近は全4話構成の短編小説に挑戦しています。
 1話完結の小説(ショートショート。「小説家になろう」の定義における短編小説)では書き足りないものの長編小説とするほどでもない題材を全4話構成で書くのは非常に面白く、自分自身の作風として確立できないかと試みています。

 Twitterや近況ノートでは1話完結の小説を「ショートショート」、数話完結かつ文字数が20,000以下の小説を「短編小説」、それ以外を「長編小説」と表現していますので、私が「短編小説を投稿しました」と書いていたらそれは数話完結の短い小説とお考えください。


 ③ライトノベル新人賞への応募
 →アイディアはあるものの全く形になっていません。いつ取り組めるのかも分からない状況です。

 一番挑戦したかったものの何一つ形になっていないのが現状となります。「これは書ける!」と思ったアイディアで書き始めたものの、肝心な起承転結がまとまらず、今のところ何も書けていないとしか言いようがありません。
 学業や学生研究が忙しいということを創作活動の言い訳にしたくはないのですが、2021年が折り返しを過ぎてから余暇に小説のことだけを考えていられる時期がほとんど皆無になり、短編小説やショートショートをいくつも書くようになったのも「長編小説を書く余裕がないから」というのが正直な事情です。

 今後新人賞への応募作品を書けるか(書く余裕ができるか)は不明ですが、少なくとも新人賞作品のアイディアは世に出したいので、新人賞への応募を諦めた場合はウェブ小説として発表したいと思います。


 以下、新たに開始した創作活動について少しだけ述べさせて頂きます。


 ④「天然女子高生のためのそーかつ」連載再開

 単発のショートショートとして始まって2021年6月27日より連載化し、同年7月29日に全31話で完結した「そーかつ」ですが、今月より第2部「再そーかつ」として連載を再開しました。
 一度完結させた理由は政治・社会・経済に関する題材が尽きたことですが、完結後にまた書きたい題材が増えてきたため続編を書くことにしました。

 以前にTwitterで説明させて頂いた通り、この小説はルーツ先生原作・Piyo先生作画の名作コメディ漫画『てーきゅう』の露骨なオマージュ作品であり、2次創作ではないものの完全な1次創作とも言いがたい「1.5次創作」とでも呼ぶべき作品です。
 この作品で私が利益を得ることは『てーきゅう』という作品の大ファンとして許容できませんので、今後も「そーかつ」は小説賞・コンテストへの応募を含む一切の商業化を行わないことを明言致します。
 なお、「アルファポリス」連載分では投稿インセンティブとして換金可能なスコアが付与されますが、これに関しては投稿開始から現在までの約3か月間でおそらく10円にも満たないわずかな金額ですので「商業化」には該当しないと判断させて頂きます。


 ⑤長編小説「転生予備校講師は死なず」連載開始

 ウェブ小説を書き始めた当初より「いつか異世界転生ハイファンタジーの長編小説を書いてみたい」と考えていた私ですが、ようやく形にすることができました。
 まだ第1章までしか投稿していませんが、既に第3章までのプロットは完成しており、時間の余裕さえできればすぐにでも続きを書ける状況です。

 先述の通り私自身は現在長編小説を書く余裕がない状況ですが、この作品は1章を6~8話程度で短くまとめ、1章書き上げるごとにまとめて投稿する形式として連載の負担を軽減しています。
 ウェブ小説としてポピュラーなジャンルである異世界転生ハイファンタジーですが、この作品を書く目的は人気を得ることでも書籍化することでもなく「自分自身が異世界転生ハイファンタジーを書いて喜ぶ」ことに尽きますので、今後も不定期で連載を続けて参ります。


 近況報告は以上となります。最後に要点を項目別にまとめて結びとさせて頂きます。


 ①「やまいのことわり」はアフターストーリー「やまいのことわり2021」を連載中。今後も新規エピソードを投稿予定です。
 ②短編小説・ショートショートは引き続き新作を投稿していきます。
 ③ライトノベル新人賞への応募は現在保留とせざるを得ない状況です。
 ④「天然女子高生のためのそーかつ」は第2部「再そーかつ」を連載開始しました。
 ⑤新作長編小説「転生予備校講師は死なず」を連載開始しました。異世界転生ハイファンタジーを書くこと自体を目的に連載を続けて参ります。


 今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。


 輪島ライ

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