思い立ったら何とやらで、以前から温めていた某が「今すぐ書け!」と叫んでいたので書きました。
【みにくい白鳥の子】
https://kakuyomu.jp/works/16818093079909855855急に「なんだこの毒親姉弟ものは!?」と思われた方もいらっしゃると思います。むしろ「兄ロリやってたのは一体何だったのだ」と思われた方もいるでしょう。逆に言えば兄ロリがこの作者の中で割と特殊なのかもしれない。できればずっとこういう拗れた兄弟ものを書いていたい。
これは「義母舞子シリーズ」という天真爛漫通り越してただただ不快な母親が色んな人に愛想をつかされるシリーズの3作目にあたります。前2作はこちらからご覧ください。
【緑のメガネは草の色】
https://kakuyomu.jp/works/16818093074332070579【誰もお腹を空かせないように】
https://kakuyomu.jp/works/16818093074763330439ちなみに「緑のメガネ~」執筆の時点でノリくんは舞子に支配されていた姉ちゃんのことが大好きだから、姉ちゃんを逃がすために敢えて舞子を構っていた(けど流石にメガネのことでブチ切れた)という設定はありました。そんで姉に対する感情を書いてみたら……新しく「姉と寝たい弟」が誕生してしまいました。そんな安易に姉と寝たい弟を生やすな。兄ロリはあんなに健全だったのに……。
いやいやそんなに癖強めちゃダメでしょ奥さん、というところですが、これはハッピーエンドで姉弟の絆が深まったね良かったね!というお話としても読めます。この後この2人がよからぬ関係になるとかきっと気のせいだからね!そういや「緑のメガネ~」でノリくんは何で奥さんに姉ちゃん合わせないのかな!?何でだろうね!!
そして今回、こいつは娘の奥にも「(手に入らなかった母親の姿をしている)姉」を見ているので、相当ヤバい奴なのかもしれません。ヤバいのは舞子のせいです。舞子がわかりやすくヤバいのは「緑のメガネ~」なんですけど、こいつのヤバさの本質は「誰もお腹を~」のほうがよく出ていると思います。こんなのそばにいたらおら絶対ヤダだぁ。
話は変わるのですが、感想として「話の中に悪人や意地悪な人がいなくて読みやすい」というお声をよく頂きます。そう言われると、明確に話の中に「悪人」というのを設定したくないなあといつも思ってます。重い重い言われてる「佐伯は~」ですら明確な悪人は存在しませんし(網代木の母ちゃんはメンタル不安定であって悪人ではない)、むしろ主人公が悪人だろというのが「罪と罰/2」だったりします。
しかし、この「義母舞子シリーズ」の舞子だけは作者の中で「悪」として書いてます。「自覚がある悪人は何が悪いのかわかっているため更生の余地があるが、自分の罪を理解しないものは永遠に救われない」というところを書いている感じです。舞子は絶対反省しないし、ずっと自分が正しいと思ってる。そんなどうしようもない人間を外側から眺めていくのがこのシリーズになります。
次は考えていないのですが、やるなら舞子の夫ですかね。マナちゃんは闇が深いのと思いのほかノリくん大好きっ子になってしまったので扱いが激ムズになってしまいました。夫について何も考えてません。それか新キャラを投入するからもしれません。また食べ物に引っ掛けるかどうかも未定です。
一応今回「今から20年くらい前」を意識したので当時流行していた「クリーム・ブリュレ 」の登場になってます。クリーム・ブリュレといえば『アメリ』ですね。まだカメラ付きケータイが普及しきってない時代です。コンビニチキンもこのくらいから定番商品になった気がします。
そして気がついた方もいるかもしれませんが、これは夏に開催予定の自主企画「揚げ物小説祭り」の参考作品です。そして制服を着て家庭に縛られた子供たちの「制服ラブストーリー」でもあります。後者少しこじつけですけど、大丈夫ですかね……?大丈夫でした!これはかなり拗れたラブストーリーです!こちら今月いっぱいですので、みなさん参加してください。
【【制服・白衣等】書き下ろし新作ラブストーリーを読ませてください(6/30まで)】
https://kakuyomu.jp/user_events/16818093078389377731揚げ物小説祭りについては長くなるので後日またお知らせします。それまで何となく考えておいてください。それではまた(o・・o)/~