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「はなむけ」

黒うさPさんの「はなむけ」という曲をご存知でしょうか。
「はなむけ」はあのお洒落な雰囲気から着想とタイトルを得た作品です。悲恋が好きという私の趣味もあります。
また、この作品は「三人称的一人称」という傍観者的一人称の運用を目的として構成したものです。私は文章を書くとき、三人称で書くことを心がけていましたが、時代により、小説……今やライト文芸と呼ばれる分野ではただの三人称では人に読まれず、しかしながら一人称で書き続けると描写に制限が出る。というわけで、その中間地点にあたる三人称的一人称を使用するのが読者が読みやすく、入りやすい。
……と、どこかで読みました。主人公を語り部の傍観者とし、語り部の目に映る登場人物たちの物語を見る、という小説の書き方をしてみようとした作品です。確か、「文学フリマ短編小説賞」か何かに応募しようとしました。
サブタイトルが「零」から始まるタイプの作品で、「予鈴」「始めの夜」「再びの夜」「蜜も苦く」「夜は来ず」「何時までも」「無に帰す」「名の無き花」という意味を込めました。ちなみに「八まぬ雨」「九JACK」と締めくくります。
いつか本にしたいな、とぼんやり思っています。私にできないことはない、と今は思っています。
明日からは「占いツクール」というサイトにて掲載していた「Zionの花束を」という「はなむけ」のスピンオフの連載が始まります。これがなかなか長くてですね……今度はいつ連載終了か明言しかねます。
「Zionの花束を」は「はなむけ」の主要人物である眼鏡老と顎髭老が出会った頃から、彼らの人生の終焉までを描く物語です。加筆修正を行いながら掲載して参りますので、のんびりお付き合いください。

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