ナラティブにふさわしい単語は

 ナラティブという言葉を、それまで「ストーリー」の訳語に当てていた「物語」と訳して、その言葉が持つ「裏の意味」ことコンテキストに別の意味を無理やり付け加えて混乱を誘っているバカがどこかにいる。

 ナラティブは「語り部」「語り手」「語り部の語り」と意訳すればよい気がする。

 ナラティブ・マーケティングなんて、顧客が自ら語り部として働きかけることを誘導するマーケティング、とすれば、やるべきことの違いも分かる。

 かつて七兵は「言葉を発すると言うことは、重い円錐の先端を持って振り回すこと」といったが、それは他国の言語のことだ。
日本人は一度言葉という円錐をばらして、それぞれに名前を付ける。

 中途半端者が、中途半端に権威の箔付けをしているに過ぎない。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する