ところで本作では、十八話を一単位として章を組んでいます。
ですので第072話で一区切りを迎え、そして後半へとなだれ込んでゆきます。
そんな展開の時に、話しの中にまろびこんできた二人。
二人は果たしてどんな役回りで、リーエとチーヤを巻き込んでいくのでしょう。
僕は今回、本作を執筆する前に三幕構成とか、キャラクターの対立構造とか、キャラクターの容姿も含めた細かい癖などの設定とか、かなりのボリューム書き込んだのですが、こうして中盤を迎えようとするに当たって本作を振り返ると、
「素晴らしい諸先生方の教えなんか"見事に"ぶっちぎってる」感じなんですね。
よその方からみれば「人の敷いたレールの上をたらたら歩いているつまらない旅人」かも知れませんが、僕自身の自覚としては「他人の敷いたレール? なるほどこれは大変便利なモノだ。それでは皆さんご達者で」とレールの敷かれた向きから九十度右の方をむいて草むらを歩きちらしていくのです。
そんなへそ曲がりだから、売り物は作れないんだと思います。