戦場に立たずして語る俺は大馬鹿者だ、という理解。

 戦争は綺麗事なんかじゃない。

 どんなに痛快な快進撃でも、友軍勢力に死者の独りも出さない戦闘などあり得ないだろう。

 そして痛快な快進撃ならば、敵性勢力には屍の山を築く。



 https://www.youtube.com/shorts/zwzDjnGi0J0



 英語の細かいニュアンスまでは理解出来ない。

 でも、彼の殺したくないという気持と、その帯びた指令との葛藤は痛いほど伝わってくる。

 少年が一撃を放ってしまえば、友軍側に多数の死傷者を出し、あるいは戦車や自走砲などの貴重な兵器を失う。

 さにあればこそ少年が武器を取った時点で、攻撃対象外の市民ではなく、ゲリラとして射殺しなければならない。

 淡々と射撃するものも居ろう、彼のように葛藤の中で射撃するものも居ろう。



 ただ、任務に忠実だったばかりに、戦後の市民生活において、壊れた善悪の物差しをなんとか修復しようと足掻くものが少なくないことだけは伝わってくる。



 転じて、特攻は兵法の鬼道だという評価に異を挟むわけではないが、それでも、国に捧げし魂達の戦果として、例え敵艦撃沈に至らずとも、敵性海軍兵士達に、トラウマを植え付けたという証言については鵜呑みにしたい。

 少なくとも「カミカゼ」という言葉は英語、あるいは世界単語となり、自殺攻撃の代名詞となり得た。

 ただし敢えてここで、特攻は自殺攻撃とは違うといい分けたい。

 一部の自殺攻撃は「それをすることで天に召され、天上で酒池肉林の生活が待っている」などとその利を持って諭され、死後愛されうる局部に芳香を差して望んだというが、特攻はそうではない。。

 「海軍の馬鹿ヤロー」とか「お母さん、お母さん!」とか、人間くさい「生きたい」という根源的な願いを心に抱きつつ、それでも命令の意図するところを理解し、ただ理知的に考えての効果を期待して、感情ではなく理性で作戦遂行をしたという一点で、死後の楽園などという夢想に酔ってのことでは無く、極めて高度に理性的な選択として命令に従ったという点を強く強調したい。

 その上でこの動画の紹介に至る。



 https://www.youtube.com/shorts/syJpVvm1a-8



 命令に背いても、自らの兵法に従い、命を繋ぎながら戦った彼らもまた、等しく英雄である。

 生き残り、当時の当たり前を、当時のホントウを語り継いでくれる限り、彼らの戦争はまだ終わっていないといえる。

 そして宇垣の名は旧大日本帝国海軍特攻史の門戸を開きしものとして記憶されるべきだと考えてはいるが、一九四五年八月一五日。

 玉音放送を耳にしてなお飛び立った、その理性と、優しさ、潔さ、ケジメの付け方に、独りの怠惰な日本人として敬服の念を抱かずにはいられない。



 https://www.youtube.com/shorts/50H9hwfiEIY



 wikiによれば、動画とはまた違った最後を遂げたようにも思われるが、敵に無用の被害を出さず、而して自らの死地を特攻に選んだ時点で、「日本男児に二言無し」を体現せしめた男気の中将であったと受け止められる。



 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%9E%A3%E7%BA%8F



 様々な種類の悲劇に、国民全員が巻き込まれた。

 それでも、アジアを開放したという大義は為終えた。

 東アジアの国々は、日本の戦後次々と欧米の植民地支配から独立を果たしていった。

 「日本の植民地支配から脱することができたからだ」という無知蒙昧をさらけ出す趣味の類がいるがさに非ず。

 一体どこの宗主国が、現地の生産物の作成方法を現地民に教育したことか。

 一体どこの宗主国が、現地の生産物を製造する工場を作り、そこに現地民を雇い入れたか。

 一体どこの宗主国が、現地の生産物を「買い上げた」か。

 一体どこの宗主国が、現地民に現地語の教育施設を数多に作り得たか。

 一体どこの宗主国が、現地の治水をおもんぱかり、現地にダムを造り水力発電所としたことか。

 一体どこの宗主国が、家庭内労働力として酷使される女子にまで、教育の機会を与えたか。

 そして何より、一体どこの宗主国が、現地民に訓練を施し、現地の軍を創設せしめたか。

 そしてこの上、新支配国である日本の敗戦を機に再びせめてきた、旧宗主国に立ち向かう、現地国民軍の戦闘に二千名の将兵がその矢面に立ち、その半数の一千名の犠牲者を出しながら、旧宗主国の魔の手を払い、旧支配国を撃退し、現地国家の樹立に寄与した国が、一体世界中のどこにあろうか。



 あの戦争は、欧米人のナチュラルな感覚に基づく、東亜人民への差別意識に対する、果敢な独立戦争だった。



 https://www.youtube.com/shorts/5kklYuQrhOE



 未だ日本は蛮族扱いの地位にある。

 これを覆すのは、数多の特攻によってからくも維持された国民としての主権を更に強化するべく、外資に侵されたマスコミの血迷いごとや、外資の支援を受けている政治家のあぶり出しと落選をおこなうことからはじまる。

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