2022年10月25日 0：00、本編完結。
2022年10月31日24：00、おまけも含めて本当に完結。
ありがとうございました。
読んで下さるだけでなく、感想をいただいたり、評価をいただいたり、レビューをいただいたり、またFAをいただくこともありました。
全て、心の支えでした。
全て、執筆の原動力とさせていただきました。また逆に、それらを私もまた楽しみにしていました。
おかげさまで、最初から最後まで、楽しんで書くことが出来たと思います。
本当に、ありがとうございました。
ここから先は、あとがきに代えて、今作についてのいろいろなことを語っていきますので、まだ本編をお読みで無い方はぜひどうぞ、まずは作品自体を楽しんでいただければと思います。
長いのでいくつかセクションに分けて行きます。
お暇で仕方が無い時にお読みいただければ。
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【創作するにあたって】
処女作「げんとげん」同様に、主要なキャラクターは私が地元沖縄にて自主的に舞台公演を打っていた頃に書いた戯曲から流用しました。
ヒトガタ、という設定もそうですし、もともとはノヱルこそが「聖夜（ノエル）」という名の女の子ロボットで、山犬は逆に男性型でした。
この両者を逆転させたことは大変にうまくいったと自負しています。山犬ちゃんかわいいよ山犬ちゃん人気だよ良かったよ。
（ちなみに、当時の山犬も一人称は「山犬」でした）
その後、上京して本格的にTRPGで卓を囲むことが増え、
自らルールブックを作ってゲームマーケットにて無料配布したことがありました。
何を隠そう、そのルールの名が「ガンパーツ・チルドレン」でした。
今作の原案に「うゆま＠豆腐卿」さんを迎えているのは、そのルールを作り上げるにあたり、「ガンパーツ・チルドレン」という名称・設定や「天獣」という敵のインスパイアをうゆまさんからいただいたから、です。
なお、うゆまさんも上京後にＴＲＰＧでご一緒させていただいた頃の卓仲間です。
主にツイッターにて展開された、「#これが読めるか勇者よ」は圧巻の物語です。もしお時間あればお読みくださいませ。
TRPGの土台として創り上げた「ガンパーツ・チルドレン」や「神の軍勢」という設定を下敷きに、あれやこれやと考えた上で今作「ノヱル、神を否定しろ」という物語が生まれ、そして無事に終わりを迎えることが出来ました。
【書き上げる中で】
前作「げんとげん」が割と、大筋としてはあったものの殆ど行き当たりばったりだったことや、また設定を練る上で今後の課題としていたことを昇華し――――ようと思ったのですが、あまり上手くいかなかったなぁ、というのが正直なところです。
本当はもっと、ヒトガタ故に発生しうる、人間との文化や価値観等に対する理解の齟齬、というところも描きたかったと言えば描きたかった。
また、彼ら“神殺し”とは異なる、現存するヒトガタを登場させることも予定していました。ですが前作「げんとげん」の300話の半分である150話という縛りを当初は自らに課してしましたため、神の軍勢とのバトル、に終始した内容になりました。でも結局200話越えだもんなー。
行き当たりばったり感は今作でも結局は醸し出すどころか随所に鏤められていて、ですが幾つか張っていた伏線も回収できたと思うので、まぁ満足です。プロットに縛られて身動きが取れなくなるくらいなら、とにかく書いて出してしまえば後戻りできないので続きを書ける、というやり方が割と性に合っているので。
【今後に向けた反省点など】
現在展開中のヴァスリもそうですが、「手癖」で書いてしまうきらいがあるのを、一度どうにかしたいと考えています。
もうね、一つのシーンをそれこそ、無限にと言ったら過言だけど、伸ばせるんですよ。
その描写って必要なの？ 何なの？ と、最近よく思うようになりました。
なので今後の課題です。テンポよい展開。お読み下さる方のスピード感を考える。
また、「げんとげん」で挙げた問題点も、根本的には解決してないな、と。
結局、天獣なんて三種類しか出していませんので。出せていません、が正しいですが。
（凧、豹、上半身……本当はもっといる筈ですが）
あとは今回強く反省しているのが、突出した敵がいなかった。
強さではなく、キャラクターとして、好敵手と呼べるような愛される敵がいなかったなぁ、と。
唯一該当するとすれば5章のクルードがそれかな、というところですが。
折角天使という設定があるのに、もっとそれを掘り下げて長く付き合う敵がいなかったなぁ、と思います。
今後に活かします。
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続きましては、キャラクターについて、語って行こうと思います。
宜候！