日頃よりご愛顧いただき誠にありがとうございます。
自粛期間の空想の足し、時間つぶしになればと筆を執りました。
おかげさまで、25話、58,490文字でどうにか
第一部を、書き終えることが出来ました。
ちょっとだけ、この作品についての話をします。
特にネタバレとかでは無いので、ご安心をください。
私の頭の中に、「森瀬芽衣」という人物が生まれたのは、
もうかれこれ17年前の話だったりします。
当時の私は19歳で、――あ、年バレしちゃいますね。まあいいか。
舞台演劇にのめり込み、役者として動いていたりしました。
「森瀬芽衣」は、私が初めてオリジナルの戯曲を書き下ろした際の主人公で、
その時はまだ「メイ」という名前でした。
戯曲は戯曲として、自主公演を打って完成させたはさせたんですが、
私にはこのリストカット少女に、もっと冒険をさせてあげたいと、
何といいますが欲が出てきまして。
色々と、同人活動などをやったりしながら、彼女にまつわる物語を、
書いたり書かなかったりしました。
そのうち、彼女の名前が「森瀬芽衣」であること、
彼女に「殺した人を殺し返して蘇生する」という能力があることが決まり、
それをベースに、「血液を羽虫にして飛ばし、相手を狂暴化させる代わりに自分がその標的になる」なんていう能力も持つことになり、
そしてついに、彼女の冒険譚が始まりました。
本当はこの小説は「17」というタイトルだったんです。
ほら、森瀬さんって17歳なので。
私の中では、この物語は彼女が18歳を迎えるまでのお話なんですが、
もっと続くかもしれませんし、そうじゃないかもしれません。
「げんとげん」というタイトルは、この小説に出てくる別キャラクターの
スピンオフのタイトルとして用意してあったものです。
ですが、この小説のタイトルとしてふさわしいなと、今は思います。
本当はもっと書き溜めてから世にお出ししたかったのですが、
私は途中でほっぽりだす癖があるので、先に投稿しちゃってよかったです。
こうして、第一部を終えられたのですから。
なろうでは、5月2日から連載をスタートしました。
(カクヨムさんは二日遅れて5月4日スタートです)
本当は、5月1日がよかったんですけどね。
その理由は、小説の中で明らかになるのかなぁ?
明らかにすると思います。
できれば、自粛期間が終わっても、書き連ねていければいいなぁと思っています。
また、できる限り、お付き合いいただけますと幸いです。
それでは、第二部もよろしくお願いいたします。
宜候。