ついに公開してしまったという気持ちで胸がいっぱいの今日この頃、お久しぶりよりも初めましての方が多いでしょうか、どうも石崎です。
今回連載をはじめたのは「裏・信長公記」、歴史好きの方には猛抗議を受けそうなタイトルなので、チキン8割で構成されている石崎は内心戦々恐々としております。
今回の主人公は斎藤道三の娘帰蝶、別名濃姫とも称される信長の正室です。
彼女は小説や大〇ドラマやゲームなどでお馴染みのキャラクターですが、実際の彼女は信長に嫁いだ後は謎に包まれていて、没年すら不明。歴史家の中にはそもそも帰蝶は信長に嫁いでいなかったのではないか、という人までいるくらいです。
信長の傍仕えであった太田牛一が記した「信長公記」にも、帰蝶は嫁入りの事で僅かに触れられているだけで、信長の正妻でありながら、全くその人柄やエピソードなどが書かれていません。
私は長らくこの事実が不思議でした。
濃姫とは帰蝶の方とは信長にとってどんな存在で、どんな姫君だったのか。何故、資料があまり残っていないのか。
この不思議を石崎が全力で妄想し、若干ファンタジーに解釈したものが、この「裏・信長公記」になります。
極力史実は大事にして描くつもりですが、勉強不足の為矛盾したり、ファンタジー解釈の為に捻じ曲げられたりする場合は十二分にあります。
「裏・信長公記」は歴史を題材にしたファンタジー小説、そう思って温かく優しい目で読んでいただければ幸いです。