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「両京十五日」を読んでいます

ハヤカワ・ミステリ2000番特別作品、中国の馬伯庸(マー・ボーヨン)の冒険時代劇。
私、明代が舞台のTVドラマ「大明皇妃(原題「大明風華」)観てから、于謙という人物のファンになってしまい、「両京十五日」では彼が政府の役人として働き始めた若い姿で登場。
皇帝&皇太子暗殺の陰謀を果敢に阻止せんと、南京から北京へ皇太子や謎の女医、複雑な過去を持つ捕吏と共に1500㎞の逃避行に身を投じる。
冒頭から豪華巨大御座船爆発から、見せ場の連続。加えてキャラクターたちが全員おもしろい。
一気に60ページ読んだ後は、少しずつ噛みしめて味わいながら進めています。中国の歴史用語を最小限に注釈説明しつつ、流れを止めない訳は見事です。そういう点でも優れた作品です。

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