「信玄忍法帖」を読んで、荒唐無稽な忍法合戦が最後にうまく史実と合致する見事さがよく分かった。
史実通りの裏切りを背後から忍法で操っていた……ように見えるという……、他にもある人物が「実は誰それでしたー!」という意外性が虚実まぜこぜであれこれあった。
読み終えたら次はオーソドックスな家康関連の本に手を出そうと考えていたが、秀吉にまで戻って読みたくなってきた。
そうなると司馬遼太郎の「新史 太閤記」から山田風太郎の「妖説 太閤記」に進みたいし、その後で「覇王の家」「関ケ原」「城塞」と進んでから、大阪の陣関連で岡本かの子、「くノ一忍法帖」と進んで、その後で「影武者徳川家康」というのが理想的なコースではないだろうか……。
夏休み前に、宿題の何とかドリルが山のように積み上っている状態を思い出した。さらに自由研究とラジオ体操と、合宿と家族旅行が待っているような心境である。