「平家物語」の10.11話を見た。
10話が「壇ノ浦」、11話「祇園精舎」で最終回になる。
有名な「扇の的」のエピソードがこれほど後の方だったとは意外で、この局面でこういう挑発をするのはユニークだし、何も言わなくても通じるという点もすごい。
結果や反応も独特のもので、これを聴いて感心し、感銘を受け続けてきたのが日本人かと思うと感慨深い。
壇ノ浦以降はある人物のその後を辿るようになって、冒頭の文章に戻る。綺麗にまとまった終わり方だった。
栄華を極めたようで、それでもせいぜいニ、三代がピークになる。
そこへいくと天皇家は、常に権力者の浮き沈みと並走しながら続いている。実に不思議なことで「何々天皇が何をしました」という部分に興味を感じるようになった。