このところ、日本の中世に関する本ばかり読んでいる。
昨日は「足利義満の王権簒奪計画」という本があるのを知って「そういう人だったっけ?」と、あらためて知りたいという気になった。
義満といえば一休さんに出てくる、上機嫌で我儘で、萌黄色の服を着た、髭を生やしたあの人ではないか。それがいったい何を企んでいたかというと、どうも天皇家を乗っ取ろうとしていたらしい。
天皇を幽閉だの、天皇をかついで戦争だのをやっている時代なので、そういう話が出てきても不思議ではない。
何となく鎌倉、室町あたりの時代はゴチャゴチャして分かりにくいが、興味の持ち方次第では知りたくなるものだ。
他にも天狗党とか、太平記とか、時代に関係なくあれこれ興味が広がるばかりで、自分で自分の関心についていけないくらいの拡がり方になってきた。
退屈で困っている状態よりも、こういう状態の方が自分にとっては健全な感じがする。