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泥酔するハムレットの巻

たまたま数年前の日記を確認することになり、ハムレットに関する創作のメモをいくつか発見した。

かなり前には、

「城の中でいつも酒浸りになっているハムレット」

という案がある。

これは「自分が観客席にいるとして、どういう風にハムレットが登場すれば面白いか?」と考えた結果である。




ハムレット  う~い、幽霊が出るってのは、ここか?

衛兵  ハムレット様、その千鳥足、……もしかしてまた酔われているのでは?

ハムレット  酔ってなんか、いまへんよ~。

衛兵  その手に持たれているのは、ワンカップ大関では?




こんな調子で、急に「ワンカップ大関」という言葉が出てくれば面白いだろうなと考えたのである。

「ここは笑いを取れる!」

と思ったが、怒る人もいるかもしれないし、この先のイメージがなかなか湧かなかった。

「泥酔の城」というタイトルで、他の登場人物も皆が酔っているという状態にしてしまえと考えたり、魔女を出せばいいと考えたり、悩みながらも少しずつ進展していたのだなと今は思う。

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