• に登録
  • 詩・童話・その他
  • ホラー

201の小松さんの巻

留守電が入っていたので再生してみると、

「あの、201の小松ですけど……、ん~一度、お伺いして、じっくりお隣の田中さんともお話したいと~、ん~思っており(ガチャ!)」

と、よく分からないメッセージなのであった。

私は田中さんじゃない。

201の小松さんも知らないし、お隣に田中さんもいないのだ。

ちなみに本名は、目さんでもないのだ。

要するに間違い電話なのだった。二回もかけてきているので、

「間違いですよ」

と教えてあげようと思って、その発信先にかけてみた。

すると留守電だったので気が変わり、声色を真似て、

「あの、201の小松ですけど……、ん~一度、お伺いして、じっくりお隣の田中さんともお話したいと~、ん~思っており(ガチャ!)」

と切ってやった。








        *途中からフィクションです*



コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する