いま少しずつ公開している「蛙の子は~」は、いよいよ明日の午前3時頃に完結します。
で、わかりにくいところもある話……、というよりカクヨム内にも外にも似たような話がほとんどないような小説なので、「この人は何でこんなことを書いているの?」という疑問を持たれた方も多いかと……。
そこで、これを書くに至ったいきさつやら何やらを「後書き」として最後に付けました。人によっては「後書き」を先に読んだ方がわかりやすいかもしれません。
先に「こういう風に読めば理解しやすい」というガイドを手にするようなもので、読者を甘やかしているようですが、実際のところ私も本を買う前、読む前にアマゾンのカスタマーレビューを見たり、読書メーターの感想を読んだりしますから。
逆に「何も説明がなくても、きっと読者はわかってくれるはず」という態度にしても、それはそれで作者が読者に甘えているのでは……、とも考えました。
それから昨日、崇期さんからコメントをいただきまして、「どこの国であれ、伝承や昔話が海を越えて同じ様相をしている」というくだりには驚きました。私が先月まで書いていた作品が、まさにそのあたりに根っこの部分で関係している話だったからです。
やはり鋭い読者はいるもので、ノーヒントで次の作品(未発表)のことまで見抜いてしまう。作者としてはたいへん嬉しくもあり、怖ろしくもあります。