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よく似た二人の巻

「道頓堀の~」と「ゴッドファーザー」を並読していて気付いたのだが、この二作は扱う年代の幅が広く、しかも重なっている。

イタリア系移民がアメリカでマフィアとして裏社会でのし上がっていく過程と、伝統的な江戸川柳の流れが庶民的な大阪でじわりじわりと広がって親しまれて育ってゆく過程を描いており、いずれも途中に大きな戦争が入る点を含めて、よく似ている。

その中心人物となる岸本水府は1892年生まれで、調べてみると小説のドン・コルレオーネは1891年生まれという設定で、ほぼ同じ年齢なのであった。

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