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執筆日記 ついに完了の巻

とうとう原稿を送ったので、この創作に関しては終了となった。

最後になって「ノンブルを必ずつけよ」という注意書きに気づいたり、「キャッチコピーを書け」という条件のために用意したコピーが151字になってしまい、150字にする(他の人は20-30字くらい)など、多少のトラブルはあったが無事に送付できた。

今回、一応は長編といえる(ぎりぎり本一冊にはなるくらい)分量を書けたことで、どのような変化が自分の中に生じただろうか。


・二次的な興味やアイディアが幾つか生まれた。たとえば有名なあの作品を読んでみようとか、仏教や精神医学に関する興味など。

・新種のモチベーション、書いたことも読んだこともない形式の発見など。これは今後の作品にも反映できそう。

・(漠然としたアイディアは前々から持っていたが)はっきりと「これ」を書くと決めてほぼゼロの状態からプロットを考えて二ヶ月半、執筆に入っておよそ一ヶ月半で完成できたというペースを体でつかめたこと(今年の1-3月も同じくらいの量は書いたが、質が異なる)。

・掌編や短編を書く時期がはっきりと終って、これからは原稿用紙200-300枚くらいのものを書けそうな感触を得たこと。

・安直なミステリで安直に扱われる「死」ではなく、死ぬべき運命の人物を「生」に引き戻せたこと。ある意味、「反(アンチ)ミステリ」的な点。

・これを書き終えたら、燃え尽きて何も思い浮かばなくなり、書けなくなるのでは? という不安があったが、それは払拭されたこと。むしろ、元気になった。


次の作品は「これを書こう」と思い続けていたアイディアがあったのだが、その要素を生かしつつ別のものに練り直そうかと思っている。漠然と新しい方向へ進めそうなので良かった。

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