「やっと第一稿ができた! 少しは休むか……」
と、ホッとしていたのもつかの間、やはり内容が気になってくる。
「Aさんの目からBさんの行動を後から見直すと、どう見えるんだろう?」
「その時、本物のCさんはどこで何をしているのだろう?」
「Dさんの悪さというのは、つまりいじめの首謀者より傍観者の方がよほど罪深いということか」
「Eさんの悪さとはつまり、自民党の推薦で立候補するタレント議員のようなものか」
「Fの悪行は、いわば過去に遡って、永久にループしながら罰せられているということか」
などと客観的な目であれこれ見直し、再検討していると、修正・補正すべき箇所があちこち出てくる。
文章そのものに関しても、スティーヴン・キングは確か30%くらい削って完成させるというが、自分も3%くらいはカットすべき表現が見えてくる。
とりわけ主語の「〇〇は」「◇◇が」に関しては、カットしてしても意味が通じるので、すっきりさせたい。