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執筆日記 また少し書くの巻

ある人物の独白の部分、書いてみたらそこそこ書けた。昨日の書きかけ部分と足してまあまあの形になる。

総合計で42,400文字になった。目標の5万字の84%まで来ている。登山でいうと8合目である。

こうして記録を付けていると、平均して一日でせいぜい2000文字くらいが限度のようで、それが3日も続くともうフラフラして脳みそが灰になった気がする。

以前にも感じたことだが、フィクションの場面をあれこれ書いていると、何かの刺激になって、急に大昔の記憶が蘇りやすくなるらしい。

先日は「鉄腕アトム」が完結した後に書かれた短編を思い出した。

それは未来の反政府的ヒッピー風の男女が、博物館に収蔵されているアトムに助けを求めて、再び電源を入れて復活させるという話で、意識を取り戻したアトムは一瞬である秘密を見抜いてしまう。

なぜかその、「じっと二人を見るアトム」という場面の空気を思い出したんですね。こういう風に一瞬の間とか、静けさとか、距離や場所の記憶というのは、実は大変な量で自分の脳みそに入っているものだろうから、何があっても意外ではないのだが、不意に出てくるとびっくりする。

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