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執筆日記 40,000字になったの巻

第4章の5までは書けたので、6.7.8を書ければ第4章はとりあえず完了する。

文字数は4万字に達した。あと1万字ほどで、ほぼ全体が埋まりそうなので嬉しい。

ところで私はいわゆる鉄道趣味というのはよく分からなくて、世間を騒がせるニュースにしても、

「鉄オタが写真を撮るために巻き起こした、迷惑行為の数々!」

といったたぐいのものを読んで「へーそうなんだ」と思う程度の関心しか持っていない。

しかし、たまたま図書館に行ったら「今ではありえない鉄道迷場面」という写真集があって、ひと通りパラパラ見ただけでもなかなか楽しいものだった。

タイトルの通り、今はもう存在しない慣習や行い、特別鉄道の様子や風景を紹介している。

一写真で見開き2ページ分を使っているため、本全体のテンポが一定で、リズム的にもわかりやすい。帰宅して調べてみると、似たようなコンセプトで「失われゆく国鉄名場面」「滅びゆく鉄道名場面」と、既に何冊かが出ている。

実際、あまり知識がないにもかかわらず、いかにも「かつて存在していた風景」という印象を強く受ける写真ばかりで、そういう説得力のある「リアルな過去」「本物の過去」の光線を浴びたようになる。

文字を介して何となく想像する過去とは、ひと味もふた味も違う何かを得たように思う。それは実感として体にも心にも来るたぐいの何かである。小説を読んだり書いたりするためにはかなり有益な本ではないだろうか。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000005192.000005875.html

2件のコメント

  • こんばんは。

    何か惹かれる事柄というのは、何かあるんでしょうね。
    私も元々乗り物に興味が薄くて鉄道ファンの方たちの気持ちはわかりにくいですが、最近、「古代中国の24時間」みたいな本を夢中で読んでしまいました。

    1日何回食事をしてたとか、何時に起きてたとか……小説ではないのに面白くて、やはり、私は庶民の日常に興味が強いのだな、と改めて思わされました。


    駅で味噌汁を売る、は見てみたい。
  • やっぱり「理由を上手く言語化できないけど惹かれる」というのは大事ですよね~。単に「懐かしい」というのとも違うような、同じであってもなくてもいいですけどね。

    「古代中国の24時間」とか「庶民の日常に興味が強い」というのもよく分かります。
    私も歴史そのものというより生活史とか思想史、迷信とか民俗学的なものに惹かれますね。

    一般論でいうと創作にはアイディアとか材料が必要ですけど、こういう「言い難い何か」とか「たまたま写真で見た風景」が種になることもありますからね。
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