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構想を練るという段階の巻

「新作の構想を練る」

と書くと、まるで人気作家の日常風景のようで格好いい。

しかしアマチュア創作家であれば、その実態は単なる夢想、空想、妄想に近い。ただああでもなく、こうでもなく、とフワフワ、モヤモヤ考えているだけ。

それでも「あっ!! 今いいことを思いついた!」と飛び上がってメモしておきたくなるような思いつきもあるので、ひたすら楽しいばかりである。

今日は、短いフレーズの意味を二重、三重に置き換えて「こういう意味でもある」「こういう解釈もできる」という小さなアイディアを思いついた。

これだけでも上手く作中で生かせれば、作中の世界が立体的になる。

そうなれば、漠然とした「単なる作り話」から「自立したひとつの世界」へと進められたような気がする。

もう一生涯、「構想を練る」だけを趣味にして生きていても良いのではないか、と思うほど楽しい。

もしベーシック・インカムで月に幾らかの生活費を支給されたら、そういう怠け者として数十年はやっていけるかもしれない。

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