喜怒哀楽で書いてみたら誰でも簡単におもしろい短編小説が書けますよ。喜怒哀楽で短編小説を書いてみましょう。例えばこんな感じになります。
喜:昨日の帰りしな、皆の衆がざわざわしているので何かと思えば雨が降っているのに傘忘れたよおとかナントカで。バカどもめと、おでは満面の笑顔になりました。傘あるもん。単に持って帰るのを忘れてただけですけど結果オーライ。意気揚々と帰り支度を始めてやりました。
怒:ところがどっこい、なぜか傘立てに自分の傘がありません。カチンときたその勢いのまま、「おいみんな、この職場には盗っ人がいるぞ!気をつけたまえよ!」と皆の衆に注意を促しました。
哀:ところがどっこい、皆の衆はすべからく、最初からなかったんだろフカシこいてんじゃねえよオメーはよ!みたいな顔をしました。とても傷ついた。そらもう傷ついた。
楽:ところがどっこい、「田中さん、よかったら入っていきません?」「えっ?」「駐車場まででいいですよね?」「あ、うん。ありがとう」「やだもう、もうちょっとこっち寄ってくださいよ。濡れますって」「え、いやいや、ちょっとそれは」「なに遠慮してんですか。変なの」「ま、まあ、じゃあ、遠慮なくっと」「えっ、ちょ、ちょっと、そんな近づいたらこっちが濡れちゃう!別の意味でも濡れちゃうから!」「今夜は帰さないナリよ!」みたいなことを妄想してたらだんだん楽しくなってきたものですから、濡れて帰りました。頭も冷やせたのでよかったじゃんです。
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