企画内容
献身とか謙譲とか義侠とかの美徳なるものが、自分のためという慾念を、まるできんたまかなにかのようにひたがくしにかくさせてしまったので……
——太宰治『もの思う葦』
さてもさても人間の一世は合点の行かぬはもとよりの事、運のわるいものは風呂より出んとして、きんたまをつめわりて死ぬるものもあり。
——坂本龍馬・文久三年三月二十日の手紙
「きんたま」という文字列の含まれる作品を読ませてください。修辞としてでも、そのものずばりを登場させるのでも構いません。いかにスマートに、あるいは面白く、あるいは恐ろしく、「きんたま」という間の抜けた言葉を登場させられるか。主催者の興味はそこです。
カクヨムガイドラインでは「著しく性欲を刺激する」表現は自重するように、となっていますが、「きんたま」の四文字ごときで「著しく性欲を刺激」されるようなやつは、もとからそういう人間だったんだと思います。
珠玉の作品をお待ちしております。
参加方法
参加する小説の設定画面で、自主企画欄にある「きんたま大賞」を選択してください。
運営より
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