参加作品数

2

参加受付期間

  • 終了

企画内容

道化師を巧みに用いた作家を一人挙げろと言われたら、私はやはりウィリアム・シェイクスピアの名前を挙げます。

「リア王」「十二夜」「お気に召すまま」

どの作品にも個性的な道化師が登場します。ときに戯けた言葉で読む者を笑わせ、ときに皮肉な言葉で読む者に気付かせる。道化師の存在が物語の重要な鍵となっているものも少なくありません。

道化師とは本来、“ fool ”であり「愚者」です。けれどもリア王に付き従う道化がその言葉の中に百万の示唆を含ませるように、愚者は誰よりも賢しらであるがゆえに愚者たりうるのではないでしょうか。

昨今の作品では、道化師は専らホラーやサスペンスの登場人物ということになってしまっている印象があります。それはそれで否定するつもりはないのですが、特にファンタジーにおいて、伝統的な宮廷道化師の流れを酌む、ある種ティピカルな道化師が登場する作品も、個人的には読んでみたいのです。

かく言う私も、道化師の登場する作品を書いております。

ただ自分でも書いていて思うのですが、道化師をうまく書くのって本当に難しい。でも、だからこそうまく書いてやりたいと思うのです。

「は? シェイクスピア? 『道化師』描かせたら俺の方がよっぽどすごいぜ?」

みたいな人がカクヨムならいるような気がして、この企画を立案しました。

そんなわけで、ここはひとつ私に皆さん御自慢の『道化師』を拝ませていただきたい!


参加条件:主要な登場人物に『道化師』を含む作品。(道化師の定義は参加者の皆様に委ねます。)

・ジャンルは問いませんが、特にファンタジーを希望します。

・参加される方は、下記ノートに作中の道化師の名前、初登場話などを書き込んでいただけるとありがたいです。
https://kakuyomu.jp/users/ei-shin/news/1177354054894400464

・参加条件を満たさない作品(上記ノートに道化師の名前等の記入がなく、作中に道化師らしきキャラが登場しない作品)は、申し訳ありませんが削除させていただきます。

・主催者である私は、全参加作品について、以下のようなスタンスで読ませていただきます。(なお、感想やレビューなどはお約束できません。)

①ノートに書き込んでいただいた作品については、少なくとも道化師が登場する話を1話は読む。
②ノートに書き込みがなかった作品についても、道化師が見つかるまでつまみ食い的に読む。(たぶん、少し探して見つからなかったら諦める。)
③面白かったらぜんぶ読む。

・強制ではありませんが、企画に参加される方は、他の参加者の方の作品を、同様のスタンスで読んでいただけるとありがたいです。

・便宜上、私はご参加いただいた全ての作品をフォローさせていただきますが、企画終了後はフォローを解除させていただく可能性があります。また、拙作への相互フォローなどは不要です。

・拙作も1作品参加させていただきます。

・企画期間満了後、下記に企画の総括をアップさせていただきます。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054890971236

参加方法

参加する小説の設定画面で、自主企画欄にある「俺に『道化師』を書かせたらちょっとすごい」を選択してください。

運営より

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主催者

何年も前にコンビニで立ち読みした読み切り漫画が忘れられないんですよ。作者の名前もタイトルも、もう覚えていません。けれど、その漫画の内容だけがなぜか忘れられない。そういう物語を書いていきたいと思います。もっと見る

近況ノート

参加者 2