「曲がり角 ダッシュ」を含む小説

「遅刻遅刻ー！」 トーストをかじりながら私は疾走する。 しかし勢いそのままに曲がり角に差し掛かった瞬間、とてつもない衝撃が頭に走る。 それでも私は疾走を止めなかったが……。

「いっけな〜い、遅刻、遅刻〜！」 桜田乙女は少女漫画に憧れる痛い女の子。 彼女は大好きな理久先輩と曲がり角でぶつかろうと食パンを咥えてダッシュする。

私桃子。女子大生。モテカワスリムで恋愛体質の愛されガール☆ せっかく大学に入学したっていうのに、初日から寝坊しちゃった！ これは食パンくわえて走るしかないよね☆ ああ、曲がり角か…