「切なくて甘い 短編」を含む小説

渋滞の車内で聴いていたラジオから、忘れられない名前が流れてきた――「蜂つきわたあめ」。 夏祭りと花火の思い出が、電波を通してよみがえる。 過去と今が交錯する、切なくて甘いショート…

幸せの絶頂期に訪れた、突然の転勤。 東京に残された碧と、九州へ向かう涼介。 「離れても、終わらせない」 そう約束した二人を繋ぐのは、スマホ越しの声と、胸に残る温もりだった。 …

幼なじみの二人、部活に塾に忙しい日々の中で、すれ違いながらも少しずつ近づいていく繊細な気持ち。 言葉にできない想い、偶然の触れ合い、見つめ合う瞬間のドキドキ。 恋人でもないのに、…

ずっと好きな人がいた。 でもね、この恋は叶わない。そう思っていた。 けれどある日、私は先輩に告白することにしたんだ。 どうしても先輩には私の気持ちを知って欲しくて。 『好きで…

　早起きしたのにバスに乗り遅れた入学式の日、私は、とある男の子と出会った。「この道、まっすぐ行ったら遅刻確定。こっちの脇道を行けばワンチャンセーフ。どっちにする？」そんなことを言…

詩集『夢幻泡影戀日記』のスピンオフ。自分の学校の文芸部誌に寄稿したものです。 高校生の切なくて甘い青春の恋愛を綴りました。切なさに浸り、ちょっぴりキュンとしてもらえたら嬉しいです…

女子高に通う健美は付属の女子大には進学しないで理系の大学を受験することを決めた。三年生になったこの春から予備校に通い始め、そこで見かけた一人の男の子に一目惚れをした。彼女の想いは…