摩天楼の狼男

　これも私がカクヨムに慣れてなかった頃に★レビューした作品です。「ミステリー」と「オカルト」を融合した珍しい作品です。

　なんというか「ミステリー」て「色々」なものを積み重ねて結論を出すのに対して「オカルト」って、そういう「常識」をぶち壊したものの上に存在しているので、相性が悪いですよね。

　でも、なんというか、「状況」しだいで「色々」なものの「役割」が変わるみたいな見せ方をしてくるので、あっという間によめて、謎の「納得感」を叩きつけられる感じの一作でした。

　あと、私が「個人的」に、一番嬉しかったのは「犬」の扱いです。作者さまの愛を感じました！

ミステリにオカルトを掛け合わせる作品と言えば大作が数あれど、
この作品もそんな作品群に肩を並べれる程の傑作なのではないでしょうか。

都市伝説という実は馴染み深い入口から読み進めれる物語は、
作品への没入がしやすく、
そのシリアスなドラマに釘付けになるのは間違いなし。

記者と警察というワクワクするコンビネーションの軽快な会話を楽しみつつ、
貴方も狼男の謎に迫ってみては？

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（175文字）