概要
とある弱者に宿りしとある一つのささやかな才能の物語。
199X年。世紀末。ニッポン。就職氷河期に就職活動に悪戦苦闘する大学生・荒木久志はとある面接の帰り道、正体不明の二つの飛行物体に遭遇する。その一方から放たれた光によって意識が途切れるが、気が付くと眼の前に怪物がいた。久志の中でなにかがそれを敵と認定し、次の瞬間にはこれを葬っていた。いつの間にか自身の輪郭が曖昧となり、全身が白く光り輝いていることに久志は気付く。その後も久志は次々と出現するUnknownをいとも簡単に一蹴していったが、その間に彼が募らせていったのは正義を守ったという充実感よりも神としか喩えようがない力が持ちながら、多くの人々を救えなかった罪悪感と無力感であった。久志は自分自身に対する嫌悪と憎悪を募らせ徐々に精神を病んでゆく。
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