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概要
夏すらも凍てついている。土のにおい。夕立は何を連れてきた?
激しい夕立ちの晩、帰宅した夫は、どこか違っていた。
彼の傍は寒い。
まだ残る夏を、煩わしく感じていたはずなのに。
彼からは、嗅いだことのない土のにおいがする。
「一瞬、知らない人のように感じるときがあるの。いえ、忘れて」
「俺という存在が、彼女を侵蝕している」
かわるがわる、二人の独白が、同じ空っぽをなぞっていく。
夏の終わりに、冷たい断絶を記録した短編。
※フィンランドのメロディック・デス・メタル『Kalmah』の楽曲に着想を得て。
彼の傍は寒い。
まだ残る夏を、煩わしく感じていたはずなのに。
彼からは、嗅いだことのない土のにおいがする。
「一瞬、知らない人のように感じるときがあるの。いえ、忘れて」
「俺という存在が、彼女を侵蝕している」
かわるがわる、二人の独白が、同じ空っぽをなぞっていく。
夏の終わりに、冷たい断絶を記録した短編。
※フィンランドのメロディック・デス・メタル『Kalmah』の楽曲に着想を得て。
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