概要
“さよなら“の代わりに、二人だけの秘密を黒板の隅に書き残した
卒業式後、一人教室に残る私のもとへ、日直の秋山くんが黒板消しに現れる。彼はクラスの寄せ書きを淡々と消していくが、かつて私の机に密かに板書を届け、心の支えとなる言葉を贈ってくれた張本人だった。二人は静まり返った教室で、寄せ書きが消えた真っさらな黒板に向き合う。秋山くんは二人の出席番号と、かつて私を励ました小説の一節を密かに書き記す。誰にも悟られない“本当の言葉“を共有した二人は、共に校舎を後にする。学校という場所を離れても、胸に刻まれた絆を確信しながら、新しい明日へと歩み出した。
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