「クリスマス」を題材にした俳句集でありながら、いわゆる温かな冬の情景だけではなく、SFや幻想、そしてかすかににじむ恋や終末感までが織り込まれている――そんな少し不思議な連作です。一句ごとに世界観がくるりと変わり、明るいはずのクリスマスがどこか異質で、ときに切なく描かれているのが魅力的でした。短い形式だからこそ、読み手に委ねられた想像の余白が広く、一つひとつの句が読後にじんわりと広がる感覚があります。きらめきと寂しさが同時に残る、忘れがたいクリスマスでした。
「俺は無宗教で、然もクリスマスとか何て大っ嫌い。」今回の散文を読んで、更にクリスマスが嫌いになった。「その位、ココロにグッとくる今作品の短文デス。」
もっと見る