概要
物語に触れるだけで世界は燃やせる。神もまた無差別放火魔になり得るのか。
古辰真宵(こたつ・まよい)は、人付き合いが苦手な高校二年生。
その代わり、本や映画といった“物語”だけは、誰よりも深く読み取れた。
──そう。その内容を、現実化させられるほどに。
願ったわけでも、祈ったわけでもない。
ただ、作品を“評価”しただけだった。
“物語”を経由さえすれば、愛も罰も現実となり──世界を望むままに変化させ、再構築できた。
そんな真宵は、人に積極的に関わる行為そのものこそが
無差別に放火する行為──“パイロマニアック”なのではないかという疑念を抱いていた。
“物語”を読むことで世界を燃やせる少女。
全知全能であるがゆえに迷い続ける神の、禁じられた記録。
とても静かで、危険な“物語”。
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