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概要
カチリ。この鍵が閉めたのは、愛おしい五十年の歳月でした。
夫婦で一緒に握った鍵を回し、はじめてドアを開けたあの時の感触は、今でもこの手が覚えている。私たち家族の喜びと苦悩を等しく受け止めてくれたこの団地を、私は今日出て行く。「過去」を捨てるのではなく、心の中に「封じ込める」のだ。想い出の宝石箱に鍵を閉めて。
優しくも切ない想い出を綴った女性のショートストーリー。
優しくも切ない想い出を綴った女性のショートストーリー。
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