十代の危うさの体現として、おそらく曖昧という表現があると私は思います。おおよそは絵の具で濁った水に一滴垂らした違和感というものは濁りの中で溶けてゆき、やがて真水で流されてしまう。だけど、彼女たちの関係のようにこびり付いて取れないまま何十年後も残り続ける厄介な感情。それを青春の象徴と呼ぶのかもしれません。素敵な作品でした。
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