料理人の包丁さばきは武力に匹敵する
- ★★★ Excellent!!!
宮廷料理人を母に持つレオンは、彼女の悠々自適な料理人人生に憧れ、自らもそうなることを望んで採用試験へ挑む。
けれど何の手違いか、試験に受かった彼の配属先は魔王軍と戦う最前線。
レオンの失意と、なんとかしてでも王都に戻して欲しいという、悲壮感がものすごく伝わるのだが、読者としては、完璧な人生計画(宮廷料理人として成功する)が崩れるさまを見るのも、ちょっと笑いが込み上げてきます(失礼)
まさに死地へ行かされ、レオンにも生命の危機が訪れます。
けれどこの最大の危機をもって、料理人として骨の髄まで染み込ませた魂や技術や知識が、彼を救うことになるのです。
それは実際読んで、見届けてほしいと思います。
とても面白かったです。