概要
図書館で織り成す、和歌と二人の少女の物語
高校二年の波元澪(なみもとみお)は、放課後になると図書館へ通う。本を読むでもなく、ただ静けさに身を預けるために。
ある日、その図書館である異変に巻き込まれる。導かれるまま踏み込んだ先には、紅葉と川が広がる――百人一首「ちはやぶる」そのものの世界。
そこで謎の少女と出会うが、何もわからないまま、またすぐに現実へと引き戻されてしまう。
手元に残された一枚の栞だけが、それが夢ではない証拠だった。
ある日、その図書館である異変に巻き込まれる。導かれるまま踏み込んだ先には、紅葉と川が広がる――百人一首「ちはやぶる」そのものの世界。
そこで謎の少女と出会うが、何もわからないまま、またすぐに現実へと引き戻されてしまう。
手元に残された一枚の栞だけが、それが夢ではない証拠だった。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!難波津に咲くやこの花冬籠り今を春べと咲くやこの花
百人一首の和歌をもとに物語を書いてみるという企画をやっていた頃、カクヨムで和歌をテーマにした作品を探して見つけたお話である。
本作は、和歌の世界に入り込んだ主人公の澪が紫乃という少女に出会い、百人一首の和歌を知り、そして互いに惹かれて合っていくというのが大まかな流れである。
和歌の解像度が高く、丁寧に紡がれた物語。また、色彩豊かであり、和歌にある色や温度をひしひしと感じられる点も素晴らしい。
今一度、冒頭に戻ってみる。初期からかなり構想を練ったことが伺える傑作である。
文体としても整っており、これが初投稿とは思えない出来と言えよう。
暖かな春、このように素晴らしい作品の最後に立ち会えたことを…続きを読む