理想の手段と理想の結果〜総じて、二兎を追うものは一兎も得ず・・・私にとっての真価〜【クリスマス特別編】
融合
理想の手段と理想の結果〜総じて、二兎を追うものは一兎も得ず・・・私にとっての真価〜
人は何かしらに憧れる生き物だ。
例えばそれは人であったり、モノであったり、事象であったり。
——————俳優になりたい
——————料理人になりたい
——————お金持ちになりたい
——————お嫁さんになりたい
——————お母さんになりたい
——————幸せな日常を送りたい
——————一生遊んで暮らしたい
そのためにはどのような手段でどのような過程を描き、どのような結果へと至るべきなのか、その道筋を想像×創造しなければならない。
俳優になるためには、スカウト・オーディション・SNSと、様々な手段を用いてその一つ一つに綿密な内容を作り上げていく。
では、どうなれば俳優になれるのか?
キャストの案件をもらった時か?
人々に認知された時か?
自分の基準で満足を得た時か?
お嫁さんやお母さんになるためには、好きな人を見つけ、結婚し、子供を授かればよい。しかし、その過程の中でもどのような物語を展開していくのかは人それぞれ。
そして、人間とは必ずしも一つだけの夢(目標や憧れ)=生き甲斐を持つとは限らない。
お金持ちになれれば、何でもいいのか?
たまたま不動産や株で大儲けしてしまったために、その人生の物語を続けているという人もいるだろう。しかしそれは、あくまでもお金持ちに憧れを抱いてはいない人の道筋である。お金持ちを憧れとする者は、無意識の領域で理想の未来像が確立されているはずなのだ。故にその理想へと近づこうと歩み続ける。
では、俳優になりたい、料理人になりたい者が、なぜそうなりたいのか問われた時、お金持ちになりたいから、有名になりたいからと答えることだろう。
俳優で成功すれば富と名声が手に入り、料理人で成功しても種類は異なるが、富と名声が手に入る可能性もある。
しかし覚えておいてもらいたい——————憧れは、理想の箱庭であるということを。
理想は、結末までの道筋までも理想で定義付けてしまっているのだと。
夢を大きく抱いてもいいだろう。
夢をいくつ抱いてもいいだろう。
夢が一つだけでも存分にいいだろう。
しかし、ここで述べるすべての事象に「二兎を追うものは一兎も得ず」は当てはまる。
それでは導こう——————私の描く世界の定義へ
人は一度憧れを抱けば、関連するあらゆる概念に囚われる。
よく耳にすることだろう。
成功者の言葉に耳を傾けろ。
成功者の経験を学べ。
現代に囚われないよう歴史を学べなどなど。
それはとてもよいことだ。
様々な知識を得られるし、得た知識を使って新たな存在を導くことも可能となる。
そうして時代は発展していき、現代では革新的イノベーションを起こすことも主流となる世の中である。
囚われと革新は、対義語に位置すると言えるが、私が教える囚われとは、『憧れる心』のことである。
心を憧れさせてしまえば、結果から示される過程の道筋も自ずと見えてくるもの。先ほど述べたように、俳優ならばスカウトやオーディションにより、事務所に入ることがスタートラインとなり、料理人ならば、調理師免許を取得する必要がある。
しかし示されていてはダメなのだ。
例え道が既に示されていたとしても、その道筋を己自身が意識的に導いたモノでなければならない。
二兎を追うものは一兎も得ずとは、俳優と料理人、料理人とお金持ち、お金持ちとお嫁さん、お金持ちと幸せといったように複数の憧れを抱き、結末は一つとして満足せずに終えてしまうことではない。
では、一体どういうことなのか?
それは、同時期に異なる次元で理想をそれぞれ抱くことである。
ここでいう次元とは、結果と過程の二つの次元。
理想の結果を得るために、理想の過程を求める行為こそが、二兎を追うものは一兎も得ずということ。
他人の真似でもいいだろう。
誰かに指示されたからでもいいだろう。
大切なのは、こうするべきであると直感的に悟ること。
そうなれば、導く過程は理想でも、辿る過程は意思の籠った己に向けた自信となる。
憧れの存在がこのような過程を辿って成功しているから——————
多くの者がこのような手段を用いて成功を収めているから——————
だからこうするべきだ。
この場合は、理想の範疇に過ぎない。
理想は理想でしかないとは、私は思わない。
己自身が導く過程があればこそ、理想は実体を宿して主人の到着を待つ。
——————理想は理想では叶えられない、故に理想を欲張らない——————
それが私の真価である。
理想の手段と理想の結果〜総じて、二兎を追うものは一兎も得ず・・・私にとっての真価〜【クリスマス特別編】 融合 @BURNTHEWITCH600
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