残酷さを排し、「学び」と「仕事」へ物語を反転させた再解釈がとても心地よい一篇でした。お菓子作りを魔術=技術として描く視点が秀逸で、修行の積み重ねがそのまま成長譚になっています。魔女も敵ではなく師として描かれ、読み終えたあとに温かな余韻と甘い香りが残る、優しい童話でした。
このシリーズの中では一番好きなのがこれ。いわゆる古典な童話シリーズですが、すでに原形をなしていないイマドキの通常出版物とは違います。ウイットも利いてるし、ハッピーなのもポイント高め。なによりさくっと読めていい。これをもとに古典の本作品にも興味を持ってもらえたらいいなと思います。
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