こころをあらわすことばたち

戸波ミナト

短歌いろいろ

暗記モノ歌で覚える即興でつまびく君の音痴治らず

今一度歌おう僕の下手くそな歌詞を外れた君の声にて


濡れ羽色透かす滴は命生みめぐる恵よ見守る君よ

せつなげに笑む君の指差し出すは奇跡のような青い花弁

青空のような笑顔咲く君にあこがれる僕は君の水差しでいい


身を染める思いに喉で蓋をして胸穿たれど頬染めさせず

瞼とじ唇閉ざし崩れ落つ破れた羽は空も知らずに

心臓の穴からつたうこの想い君の瞳に何色に映る


雪の精いのちほころぶその時を夢見て笑う冬の終わりよ

咲き誇るあかしろきいろきれいだと雪の精には夢物語

あわれみは必要ないの雪溶けて空に昇ればまた会えるから

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こころをあらわすことばたち 戸波ミナト @tonaminato

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